名盤その1 「Black Sea」 XTC [disk review]
1980年に発表された彼らの4作目。プロデューサーはスティーブ・リリィ・ホワイト。
「ポップ」と言う言葉がもつ意味を正しく教えてくれた誰がなんと言おうと彼らの最高傑作である。現在は半ば仙人のようになってしまった彼らがバリバリのライブ・バンドであった時代の作品でもある。
A.パートリッジとD.グレゴリーのギターが見事に絡み合い、それにC.ムールディングのベースとT.チェンバースのドラムが更に絡み合いここにXTCワールドを創り出している。
学生時代にこれを友人から聴かされた時のことを思い出す。その友人がそれまでに私に聴かせてきたのはF.ザッパ、C.ビーフハート等々。その後「これがいいんだ!」とか言ってBlack Seaを聴かせてきた。(・・・えぇーつ、また指折ってリズム数えるの?)と思っていたがLP(当時はCDではない!)A面の頭3曲で全面降伏。このスピード感、このポップ感、ギター・バンドの真髄を見た!って感覚を味わった想いがあの友人の汚い下宿の部屋の風景とともに思い出される。
最近のバンドでも彼らの影が見え隠れする人達が多く見られるが、未だにXTCは一部の熱狂的信者のモノである。
ブリテッシュ・ギター・ポップとは何ぞや?と思った方は是非聴いていただきたい。
タグ:xtc
2005-04-02 22:58
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コメント(3)
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こんばんは。検索で見つけてTBさせていただきました。
よろしくお願いします。
by axis_009 (2005-04-12 23:13)
こんばんは、axis_009さん。
近々に私もSkylarkingについて書くつもりでした。アレもいいアルバムですよね。不定期更新で尚且つ試行錯誤状態ですがよろしくお願いします。
by たんぷくおやぢ (2005-04-13 22:28)
こちらこそ、よろしくお願いします。
また寄ってみますね。
by axis_009 (2005-04-14 14:42)