名盤その80「Barrett」 Syd Barrett [disk review]
シド・バレットが今月初旬になくなったそうである。
60歳、糖尿病からの合併症とのこと。1970年発売のこの作品が多分ラストアルバム。見事なまでに散りばめられたサイケPOPが心地よい。
合掌
名盤その79「青空百景」 moon riders [disk review]
私の持っているLP(CD)の9割方は洋楽です。
もっとも音楽を聴き始めたきっかけがBeatlesですからそこから派生していったので当然と言えば当然なんですが。
このバンドを知ったのはXTCのBlack SeaのLPの帯に鈴木慶一の名を見たことからだと記憶してます。学生時代に聴いたこのアルバムは後に鈴木博文のソロ作品を聴くきっかけになりました(博文氏のMetrotron Recordsからでた1stソロに収録されている「くれない埠頭」のライブは秀逸)。
明るい曲もどこか哀愁を帯びた感じが(・・・ちぃと違うか・・・、どこか陰のあるという表現の方が近いかな)何ともいえずに素敵です。曲は粒ぞろいですし・・・
久々の更新でした・・・
名盤その78「Matching Mole」 Matching Mole [disk review]
「O Caroline」を聴けるだけで十分です・・・
(詳しく知りたい方はロバートワイアットで検索してください。私もそんなにディープなファンではありませんが、この曲は心に染み入ります。ホント・・・)
名盤その77「Songs」 Fra Lippo Lippi [disk review]
ガンガン突き抜けるようなロックンロールが聴きたい時や、なぜかバブルガム・ミュージックが聴きたくなるときもあるけど、無性に透明感溢れるメロディのしっかりした音が効きたくなった時、棚から引っぱり出してくる1枚。
1986年に発売されたこのアルバム、なかなかいい雰囲気をかもし出してます。決して一般受けはしないかもしれない、実際売れたと言う話しも聞かなかった。でもね「Shouldn't have to be like that 」が奏でる音は今でも澄んでいます。
名盤その76「Goats Head Soup」 The Rolling Stones [disk review]
1973年発売
断っておきますが私はストーンズの熱心なファンではありません(とか言いつつブログのサブタイトルは何だ)。ストーンズとビートルズ、どちらを選ぶかと問われれば何の躊躇なくビートルズを選びます。ですが、彼らのコンサートには来日のたびに足を運びます。決して観ることの出来ないビートルズの代わりをストーンズに求めているのかもしれません。当然のことながら今回のABBTourも参戦です。
このアルバム、私が大昔最初に買ったストーンズのLPです。
ブライアン・ジョーンズでもロン・ウッドでもなくミック・テイラーです。
同梱されていた山羊の頭が入った鍋の写真を見たときの衝撃は今でも忘れません。
今週末はドームで騒げます・・・
名盤その75 「Candy-O」 The Cars [disk review]
1979年発売
決して雪に埋もれてしまって更新が滞っていたわけではありません・・・
Carsと言えば「Let's Go」な私。後年発売された「Heartbeat City」のほうがずーっと売り上げはあったんでしょうが私はこっちが好きですね。
このバンドのリードギター、Elliot Eastonのギターがとってもツボを押さえたというか、短いリフをまとめるのが上手いと言うか・・・CarsといえばRic Ocasekのイメージが強いんだけど、この人のセンスが光るアルバムでもあると思います。
まぁ、でも、今年はだらだらと雪が降り続けますねぇ・・・
重すぎだよぉ、so-netさん!
名盤その74「Working with fire and steel」 China Crisis [disk review]
1983年発売
Working with fire and steel / China Crisis
大きな括りで言えば80年代のエレポップになるんだけど、当時私が耳にした中で印象的なアルバムのひとつ。
今改めてその音を聴くと、いかにも80'sって感じなんだけど「Wishful thinking」に代表されるようなどこか懐かしいメロディがいたるとこに散りばめられて・・・
無論ダンサブルな曲がないわけではありませんが、どちらかというとメロディ重視だったのかもしれません。
意外にベースがサウンドを引っ張っています。
名盤その73「Frampton comes alive」 Peter Frampton [disk review]
1976年発売
Frampton comes alive / Peter Frampton
「Show me the way」でトーキングモジュレーターというものを知りました。
この人のギタースタイルはあくまで曲を装飾するものというスタンスですよね。でしゃばらず、かといって存在が見えなくなるわけでもなく・・・こういうスタンスって嫌いじゃないですというかむしろ好きです(G.Harrisonのギターも同様なスタンスをとってるように思います)。
さてアルバムですが言わずと知れた大ヒットしたアルバムです。中学生の私は小遣いがこちらまで回せずアルバムとして聴いたのはずーっとあとになってからですがFramptonといえばこれ!っていう作品です(実は曲としては「I'm in you」もかなり好きだったりもしますが)。
バンドのメンバーもみんなチリチリ頭なのが時代を感じます。
名盤その72「Pacific Street」 The Pale Fountains [disk review]
あけましておめでとうございます。今年も不定期に更新していきます(行くつもりです)ので宜しくおねがいします。さて今年1発目は・・・
1984年発売
Pacific Street / The Pale Fountains
このアルバムジャケットだけからだと音がわかりませんよね、きっと。この兵士はこのあと流れ弾にあたって・・・らしいですが。
これは学生時代よく聴いたアルバムです。
ペイルファウンテンズはネオ・アコーステイックという範疇でくくられていたような気がしますが、澄んだサウンドのなかにほんのチョットだけサイケな香りを私は感じます。ときどき入ってくるトランペットの音色もイイ感じ。使い古された表現だけど正に「甘酸っぱい」サウンドっていうのが正しいのかも・・・
余計なことですが、私はLPしか持ってないんだけどCDにはボーナストラックが山のように入ってるんですね(LPだと1~11曲まで。12~21曲はオリジナルアルバムには入ってない!)。当時の雰囲気は1~5曲目でA面、ひっくり返して6~11曲目でB面という具合にてお楽しみ下さい。
名盤その71「HELP」 The Beatles [disk review]
1965年発売
高校時代文化祭で初めて人前で「You've got to hide your love away」を唄った時の記憶は全くない。(めちゃくちゃだったんだろーなぁ。)
今のようにミュージシャンの映像が見られなかった時代、TVで「You're going to lose that girl」をスタジオでタバコをふかしながら演奏する神様たちの姿を見て、妙に感動したのはついこの間のように記憶にある。
とやかく言うことのない良い曲揃いであるのは当然であるが特筆すべきは「I need you」。本作品の中で唯一の(失礼!You like me too muchがありましたね)ジョージの曲。なんでこれが「Best of George Harrison」に収録されていないのか理解できないほど名曲だと私は思うんだけど。バイオリン奏法(だったかな?)のギターがいい雰囲気出しているんだけどなぁ。この曲からジョージの才能が開花したと私は思っております。