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名盤その23「Take away」 Andy Partridge [disk review]

1980年発売

これは名盤ではなく迷盤かもしれない。
少なくともこれまで紹介してきたアルバムとは趣が異なる。
少なくとも一緒に口ずさんだり、心癒されるといったものではない。なんじゃこりゃって言う感覚が強いアルバムである。

XTCのアンディ・パートリッジが「Drums and wires」と「Black sea」の間に個人名義でリリースした(正確にはMr.Partridgeとなっているが)ダブ・アルバムと言って良いのかよく判らないアルバム。
素材となっている曲のほとんどは「Drums and wires」に収録されているもので、聴けば大体元曲が判る。しかし実験色が強い、強すぎる。
たとえて言うなら初めてザッパやビーフハートのアルバムを聴いたような感じ。そう言えば「Fast'n'Bulbous」なんていうビーフハート・トリビュートにXTCは参加してたなぁ。

物好きな人にのみ聴き所はやっぱり「Real by reel」をいじくった「Steam fist futurist」や「Helicopter」を引っ掻き回した「The rotary」。前者の途中から突然入ってくるD.グレゴリーのギターソロは圧巻。

最後に、XTCを仙人と崇めている私でもしょっちゅう聴きたくなるものではなく、数年に1度くらいの割合でLPを引っ張り出して聴くくらいの「迷盤」である。但し、衝撃力は強かった。


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